WordPress から HTML に移行するときのお問い合わせフォームの置き換え方

公開

目次(5つの節)
  1. 01HTML に移すと、フォームのプラグインが動かなくなる理由
  2. 02移行の前に、今のフォームから書き出しておくこと
  3. 03HTML のページに LEXORA Forms のフォームを貼る手順
  4. 04置き換えると変わること
  5. 05気をつけたいこと・向かない場面

WordPress で作ったホームページを、静的な HTML のサイトに移す(「WordPress の静的化」「WordPress から HTML に移行」と呼ばれることがあります)ときに、いちばん困りやすいのがお問い合わせフォームです。Contact Form 7 や MW WP Form で作ったフォームは、HTML のファイルに書き出しても送信できません。

この記事では、移行の前に今のフォームから書き出しておくことと、HTML のページに貼るだけで使えるフォームに置き換える手順を説明します。置き換えると変わること、この方法が向かない場面もあわせて書きました。

HTML に移すと、フォームのプラグインが動かなくなる理由

Contact Form 7 と MW WP Form は、どちらも WordPress のプラグインです。WordPress.org のプラグインのページでは、動かすのに必要な PHP の版が案内されています(Contact Form 7 は PHP 8.3 以上、MW WP Form は PHP 8.0 以上。2026年10月23日時点)。送信された内容を受け取り、メールを送るのは、サーバーの上で動く WordPress と PHP です。

静的な HTML のサイトは、サーバーでプログラムを動かさず、用意したファイルをそのまま返すだけです。HTML の入力欄と送信のボタンは見た目どおりに書き出せても、送られた内容を受け取ってメールにする仕組みがありません。そのため、フォームの置き場所を別に用意する必要があります。

移行の前に、今のフォームから書き出しておくこと

WordPress を止めてしまうと、プラグインの設定の画面を開けなくなります。移行の作業を始める前に、フォームの編集画面を開いて次のことを書き出しておくと、置き換えのときに迷いません。

書き出しておくことと、LEXORA Forms で設定する場所
書き出すことLEXORA Forms で設定する場所
項目の名前・種類(メールアドレス・電話番号など)・選択肢・必須かどうかフォームの編集画面(「/」で設問を追加)
管理者に届くメールの宛先通知設定の「あなたへの回答通知」(届くのは登録したメールアドレス)
自動返信メールの有無と文面通知設定の自動返信(文面を自分で書くのは Light プラン)
確認画面を出していたか受付設定の「送信前の確認画面」
送信後に出していた文章、または移動先のページ編集画面の「完了ページ」、移動先は受付設定(Light プラン)
これまでに届いた問い合わせの記録移せないので、必要なら WordPress を止める前に保存しておく

届いた問い合わせの記録は、止める前に保存しておく

MW WP Form には、問い合わせの内容をデータベースに保存する機能があります(WordPress.org のプラグインのページより)。使っていた場合は、WordPress を止める前に、必要な記録を書き出しておきます。メールで受け取っていただけの場合も、過去のメールが残っているかを確かめておくと安心です。LEXORA Forms には、これまでの問い合わせを取り込む機能はありません。

宛先が複数あったときは、受け取り方を決め直す

LEXORA Forms の新しい回答のお知らせは、LEXORA Forms に登録したメールアドレスだけに届きます。プラグインで複数の担当者に送っていた場合は、受け取ったメールを転送するか、Google スプレッドシートへの自動の追記をチームで見るなど、受け取り方を決め直します。

HTML のページに LEXORA Forms のフォームを貼る手順

  1. 1

    書き出した項目でフォームを作る

    メールアドレスか Google アカウントで登録し、お問い合わせフォームのテンプレートから作ると、名前・メールアドレス・内容などの項目が最初から入っています。書き出した項目に合わせて足したり消したりします。
  2. 2

    通知と自動返信を設定し、公開する

    上部のバーの「通知設定」で、新しい回答のお知らせと自動返信メールをオンにします。自動返信の返信先は作成者のアドレスなので、回答した人が返信すればあなたに届きます。新しいフォームは非公開(下書き)で作られるので、「公開する」を押します。
  3. 3

    「共有」の画面で埋め込みのコードをコピーする

    「ホームページに埋め込む」の「高さを自動で合わせる(おすすめ)」のコードをコピーします。自分で書いた HTML のページなら、このコードをそのまま使えます。
  4. 4

    HTML のファイルに貼り、アップロードする

    お問い合わせのページの HTML で、今の <form> から </form> までを消し、その場所にコピーしたコードを貼ります。ファイルをサーバーに上げたら、公開中のページを開いて1件送ってみて、お知らせと自動返信が届くことを確かめます。

2つのコードの違い

「高さを自動で合わせる」のコードは、フォームを表示する枠(iframe)と、枠の高さをフォームの長さに合わせる短いスクリプトでできています。設問を進めたり入力の誤りが出たりして長さが変わっても、枠の中に二重のスクロールが出ません。

サイトを作る道具によっては、ページに書いたスクリプトが消されることがあります。その場合は、もう一つの「iframe のみ(スクリプトを貼れない場合)」のコードを使います。こちらは枠の高さが固定なので、フォームの下が切れるときは height の値を大きくします。

置き換えると変わること

  • サーバーのメールの設定が要らなくなります。お知らせと自動返信のメールは LEXORA Forms が送ります。いたずらの送信も自動でブロックするので、追加の設定は要りません
  • 届いた問い合わせが一覧に残ります。メールを探さなくても、回答の一覧で読めます。回答ごとに対応状況とメモを付けられ、CSVで Excel 向けの文字コード(Shift_JIS)でも出せます
  • 確認画面はオン・オフで付けられます。送信前の確認画面は無料プランでも使えます。確認画面のための別のページを用意する必要はありません
  • どのページから送られたかを残せます。いくつかのページに同じフォームを貼るときは、隠しフィールドを名前「from」で足し、コードの URL の ?embed=1 のあとに &from=price のように書き足すと、回答と一緒に記録されます

気をつけたいこと・向かない場面

  • サイトとまったく同じ見た目にはなりません。フォームは枠(iframe)の中に表示されます。ボタンの色や角の丸みはデザインで合わせられますが、文字の書体や細かな飾りまでサイトにそろえたい場合は向きません
  • 無料プランでは、埋め込んだフォームにも LEXORA の表示が入ります。「Built with LEXORA Forms」などの表示を消せるのは Light プランからです(LEXORA の表示)
  • 回答は LEXORA Forms のサーバーに保存されます。自分のサーバーの中だけで問い合わせを扱いたい場合は、この方法は合いません
  • 無料プランには上限があります。フォームは5個まで、回答はアカウント全体で月100件までです。ファイルを添付してもらう設問は Light プランで使えます。詳しくは料金プランをご覧ください

相談の受付なら無料相談の申込フォーム、見積もりの依頼なら見積依頼フォームからも始められます。

プラグインの内容は2026年10月23日時点の当社調べです(WordPress.org の「Contact Form 7」「MW WP Form」のプラグインのページによる)。PHP の脆弱性については、PHP の公式サイトのお知らせ「Security advisory: Critical remote code execution vulnerabilities, update now」(2026年10月21日)によります。

この記事で使えるテンプレート

中身を見て、そのまま自分のフォームとして作れます(無料)。

この記事に出てきた機能

無料で、今すぐ試せます

クレジットカードは要りません。登録は1分です。